校長室より

    運動会と旭音頭
   校長 八木 雅之

  先日18日,大運動会が終わりました。久しぶりに天候の心配をせず,むしろ絶好の日和に恵まれて,「校長は晴れ男ですか?」とまで言われて,大いに面目を施したところです。
 ところで,今回は新しい企画を加えました。旭音頭を全校で踊ろう,というのです。これには訳があります。
 富山県に八尾(やつお)という小さな町があります。小さい町ですがとても有名です。これは毎年210日の9月1日から三日間,風の神を鎮め豊年を祈る「風の盆」が行われるからです。町中の男女が越中小原節をもの悲しげな胡弓・三味線の伴奏で夜を徹して踊るのです。
 観た時,とても感動しました。何と言ってかなりのお年寄りからいたいけな幼児までがいっしょに踊るのです。この日には他郷にでている人もみんな帰るのです。圧巻は切手にもなったあの男踊りと女踊りでした。ふるさと意識,郷土愛を強烈に感じました。
 旭音頭を踊ったのもそんな気持ちがありました。中央小の子どもたちの「ふるさと意識」に少しでも役立つことを切に願うものです。