校長室より

  学力テスト考
   校長 八木 雅之

 過日,今年の2月に実施した県教委の学力テスト結果が公表されました。5年生を対象として4教科の学力を診断しようとするものです。初めての試みですので,県内の学校数の約10%(90校程度)の抽出調査でしたが,統計上はかなり信頼度の高い調査です。
 報告書によると,全体的な学力は「おおむね良好」という結果でした。「おおむね良好」とは,標準的な時間をかけて指導(学習)した場合の正答率を設定した上で,その上下5%以内を示しています。本校でも国語のみ行いましたが,同様の結果でした。細かに見れば不十分な点もありますが,全体的には「学力低下」に,そんなに神経を遣わなくてもよいとも言えそうです。
 また,同時に行われた意識調査においては,「学習の定着には,先生や家族の励ましが必要」「読書を好む児童は通過率が高い」「良い習慣がついている児童も同様である」等,学習態度についても分析されました。やはり,普段の積み重ねと「ほめて伸ばす」ことは鉄則です。参考までにご紹介いたします。