校長室より

    夢の世界へのいざない
   校長 八木 雅之

 先月22日,体育館で大型絵本の上演(紙芝居)がありました。PTAの皆さんのボランティアによるもので,中心になってくださるのは青木さんです。彼女たちの活躍ぶりは,過日の千葉日報でも取り上げられ,既にご承知の方も多いと思います。私自身もわくわくしながら拝見しました。
 聞き手は,低学年とひまわり・たんぽぽ学級の子どもたちです。保護者の方も見ておられました。会場は暗幕でおおわれ何となく映画館にいるような雰囲気です。
 いよいよ開演です。緞帳が上がるとうまく工夫された舞台に模造紙二枚大の見事な絵が現れました。ピアノのBGMが効果的に流れ,ムードはいやがうえにも盛り上がります。みごとな語り,タイミングの良い画面転換,そして何よりも子どもたちを驚かせたのは縦横広がる画面構成でした。短い時間でしたが,絵本の世界・夢の世界を堪能しました。
 子どもの読書離れが問題になっています。今,県も市も力を入れている課題の一つです。でも,このような力強い支えがあればきっと……と思うのは私一人ではないはずです。読書へのいざない,真剣に考えてみませんか。