豊畑小の研究(平成17年度)

1 研究教科 
  算数科

2 研究主題
  「基礎・基本の定着と個に応じた算数科学習指導の在り方」
3 主題設定の理由
  学習指導要領に示された内容は,ナショナル・ミニマム・コンセンサスであるといわれている。 すべての子が,最低限習得しなければならない内容が示されているわけである。その認識の下に, 我々教師は,一人一人の子どもたちに確かな学力を保障していかなければならない責務がある。
  そのためには,基礎・基本とは何かを明確にし,子どもたちが大切な内容をじっくりと時間をか けて学習できるゆとりの中で,一人一人のペースや適性に合わせた指導と一人一人のよさを生かし た学習指導を充実させることを通じて,学習内容の確実な定着をめざし,自ら学び自ら考える力の 育成に努めていくことが肝要であると考える。
  基礎・基本の定着については,次のようにとらえる。
(1)意味をよく理解できるようにすること
(2)数学的に工夫し考えることができるようにすること
(3)習熟し活用できるようにすること
  またややもすると基礎・基本の定着を図ってから個性化をめざすというようになりがちであるが, そうではなく,基礎・基本の育成と個性を生かす学習指導の関連性を大事にしながら,子どもたち の学ぶ意欲と力を育んでいきたい。
以上のような理由から,研究主題を上記のように設定した。
4 研究目標
 (1)基礎・基本の定着を図るための「学習素材」「補助教具」等について実践的に研究する。
 (2)課題解決力を高めるため,個を支援する指導の在り方を研究する。
5 研究仮設
 (1)学習の場を工夫すれば,児童が興味・関心を持つようになり,学習に意欲的を持って,取り組む    であろう。
 (2)一人一人に応じた支援の仕方を工夫すれば,児童の多様な考え方を引き出すことができ,
   考える力が高まるであろう。