旭市立飯岡中学校  
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3.11 追悼式

追悼式で決意の作文
  旭市立飯岡中3年・佐久間由莉さん(15)

東日本大震災5年

「機会があったら、津波の体験を話していきたいと思います」。追悼式で震災の記憶をつづった作文を披露した佐久間由莉さんは、小学4年生で経験した被災を後世に伝えていく決意を述べた。命を落としていてもおかしくなかった。祖母と7歳違いの姉と高台へ避難するため、自宅前で車に乗り込んだ時だった。海の方から「ゴー、ゴー」という音がしたかと思うと、自分の背より高い真っ黒い波が迫ってくるのが見えた。

このままでは車に閉じ込められると思い、すぐさま3人で車を降りた。走って逃げようとしたが、その時間はない。一瞬にして頭まで水につかった。息ができない。電柱にぶつかった。最悪の事態が頭をよぎる。はぐれまいと必死に姉にしがみついた。

何とか水面から顔を出す。すぐそばに近所の人が立っていた。声を振り絞った。「助けて!」。路地で腕を引っ張り上げられた時、百メートル近く流されていたが、3人とも助かった。

水や海に恐怖心はない。それでも、揺れが来るたびに「また津波が来たら…」と体はすくむ。震災は「思い出したくない過去」だ。しかし、それ以上に思うことがある。

「人の命を守るために少しでも役立つ事ができるのであれば、忘れ去る事がないように話をするのを、とても必要だと感じています」。被災経験を未来に生かそうと、前を向いている。

    (千葉日報記事より)

「津波の体験を話していきたい」と語る佐久間さん。校舎は浸水被害を受け移転新築された=11日、旭市横根






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